市民に梅雨を元気に乗り切るレシピを学んでもらおうと「健康食普及教室」(主催・市食生活改善推進協議会)が12日、下地保健福祉センターで開かれた。一般市民約20人が参加し、4グループに分かれて食生活改善推進員5人のアドバイスを受けながらレシピに挑戦した。
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この教室は、推進員が栄養士とともに考案した島の食材や旬の食材を生かしたレシピを普及し、市民の健康づくりに寄与することが目的で年に6回行われており、今回はその1回目。推進員は地区ごとにグループがあり、それぞれのグループで考案されるレシピには地域の個性があり、その点も市民に人気のポイントだという。
この日は、旬のグルクンをみょうがとシソの香りを効かせた寿司飯で握った「焼きグルクン寿司」▽冬瓜やパルダマなどの島野菜を豊富に使った「さわやかヨーグルトサラダ」▽大根、人参、しいたけ、煮干しなど噛みごたえのある食材を使った「栄養漬け」▽かつお節でだしを取り、塩分を抑えた「減塩具だくさんみそ汁」▽パイ生地の代わりにぎょうざの皮を使い、カロリーを抑えた「簡単さつまいもパイ」―の5品が作られ、参加者らは試食会で完成した料理に舌鼓を打った=写真上=。
試食後の講話で栄養士の與那覇マキさんは「湿度の高い梅雨の時期は体に負担がかかり、免疫力が落ちるので、バランスのとれた食生活が大事」と語った。