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宮古病院が県内でも初の取り組み国際診療室設置

 






2019/04/12 09時03分配信 - 社会・一般 -

 県立宮古病院 (本永英治院長) は近年増大する外国からの旅行者に対応して県内で初めて国際診療室を4月1日付で設置した。
 これは11日院内で本永院長と関係スタッフが会見を行い明らかにしたもので、 岸本信三副院長を室長に医師 (総合診療、 感染症)、 看護師、 事務職員で構成、 外国人渡航者や長期滞在者の搬送に対応する。
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 診療室設置について本永院長は 「宮古島を訪れる外国人は、 クルーズ船だけで年間40万人以上を記るなど目立って増加している。 それにつれて集中治療を必要とする急変患者の搬送も増多しており、 その中には100万円以上の未収金を残したまま帰国する例も発生している。 また、 これら観光客の多くが医療保険に加入しておらず、 今後も未収問題が発生する懸念がある。 加えて外国人対応としては輸入感染症の問題もあり、 これは宮古島住民の健康と安全に直結する問題として、 宮古全体で検討を要する喫緊の課題だ。 しかし、 これらの問題は病院単体で解決できるものではなく、 行政を始めとする地域社会での対応が不可欠だ」 と地域への警鐘を示した。
 これら認識から同院では、 昨年12月から4回にわたり対応について検討会議を重ねてきており、 その過程で未収金マニュアル整備に始まり、 キャッシュレス決済や多言語運用の検討、 関連で通訳者の免責の確認、 そして隔離室設置や保健所及び検疫との連携など、 想定される事態に対応する総合的かつ細かなマニュアル作成作業が精力的に進められてきた。
 実際、 本土の他病院では対応から外国人患者が病院相手に訴訟を起こし勝訴するといった事例も発生している。
 これら外国人旅行者にかかる状況から、 宮古病院では喫緊の課題克服の手立ての始まりとして国際診療室の設置に踏み切ったもので、 現状について地域住民に広く認識して貰うとともに、 地域関係機関と連携して増大する外国人旅行者の医療問題解決への具現化を図りたいとしている。

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国際診療部の設置について示した本永院長 (左から二人目) ら=宮古病院講堂

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