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新獅子頭に「入魂式」 雄109年、雌99年の役目終え

 






2019/03/23 09時01分配信 - 文化・芸能 -

 松原自治会 (松原正人会長) は22日、 松原コミュニティーセンターで古い獅子から新しい獅子に御魂を移動するための 「入魂式」 を執り行った。 自治会員ら関係者が集い、 100年に一度行われるかどうかという儀式に厳粛に立ち会った。
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 入魂式は宮古神社の奥間寛次神主が執り行い、 「修祓」 でみそぎ祓いを行ったのち神を降ろす 「降神儀」、 神前に物を供える 「献饌」 と続き 「祝詞」 が奏上された。 清祓の儀を終えると、 古い雄獅子、 雌獅子の御魂を移動し、 新しい獅子にそれぞれ入魂した。 「玉串奉奠」 を関係者らが順次行い、 供物を下げる 「撤饌」、 「昇神の儀」 で終了した。 役目を終えた獅子は同センターで保管される。
 参加した粟国恒広市議会議員は 「獅子舞については久松の伝統文化の一つ。 獅子舞の製作には議論があったが、 年号が替わるこの時期にようやくできて感無量。 新しい獅子が見守ってくれる」 と無事に儀式を終えたことに安堵の表情を見せた。
 松原4代目の 「獅子頭」 は雄獅子は大正元年から109年間、 牝獅子は大正9年から99年間使用されているという。
 獅子舞は、 仲宗根豊見親の時代 (西暦1500年代頃) に、 宮古島に疫病が流行り、 それを治め厄払いするために、 妻の里 「野崎村」 に獅子舞の製作を命じ奉納されたと伝えられている。
 管理方法は、 男子が数えで36歳に達すると、 「ニガイスミ」 (願い目) と呼ばれる役職に就き、 部落の御願やその他の行事の世話役を務めていたという。 その中から 「ガンサ」 (ツカサ供)、 「ユクミ」 (獅子舞の保存係) をそれぞれ2人推薦し、 一年間保管し、 旧暦の1日、 15日に酒などを供え大事に管理していた。 1998年ごろからは公民館で管理している。  
 獅子舞の披露は、 昔は海の遠方から疫病が来るとされていたことから、 年1回の 「インウガン」 (海の御願) に海岸近くで披露されたが、 近年は海神祭 (ハーリー) に無病息災と大漁・航海安全を祈願して行われている。

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自治会関係者が参加し、 厳かに入魂の儀式を執り行った=松原コミュニテーセンター

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