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子牛死廃事故が増加

 






2018/12/01 09時04分配信 - 産業・経済 -

 子牛の死廃事故が増加傾向にあり、 対策を講じなければ肉用牛産業に深刻な影響を与えかねない状況となっている。 宮古地区は分娩事故や病気で死亡する子牛が県内で最も多いという。 関係者はお産の立ち合いや分娩時に係留を解く、 子牛のワクチン接種など 「繁殖3カ条」 を守って死廃事故を減らしてほしいと呼びかけている。
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 宮古家畜診療所 (金城肇所長) によると、 農業共済加入農家の2018年度4~9月の新生子異常 (生後1週間以内の死亡) は130頭で前年同期に比べて28頭、 27・5%増加。 16年度1年間の180頭、 17年度の176頭を上回るペースとなっている。 また肺炎は33頭 (前年同期24頭)、 下痢は80頭 (同51頭) と増えており、 これらを加えた死亡数は243頭で前年同期を66頭、 37・3%上回っている。
 畜産関係各団体は増頭に向けた 「繁殖3カ条」 として▽妊娠鑑定▽母牛を放して立ち合いお産▽子牛にワクチン│を農家に勧めている。 妊娠鑑定数 (同診療所管轄) は18年4~10月で1515頭と前年同期の1235頭を上回っているが、 お産への立ち合いは不十分でワクチン接種も減っているという。
 金城所長は28・29日に行われた和牛改良組合各支部の12月子牛共進会で死廃事故の現状を説明し、 「鑑定して生まれた牛を死なせている。 分娩舎に入れて綱を放すだけでも子牛は助かる。 分娩に立ち会い、 ワクチンを打って死ぬ頭数を減らす。 危機的状況でセリが成り立たなくなる。 ぜひ近隣の農家にも声をかけてほしい」 と訴えた。
 高齢化を指摘する声もあるが「高齢農家に限らず死亡事故は起きており、 農家全体で意識を上げることが必要」と金城所長。 分娩舎に移動して繋ぎっぱなしにせず、 十分な敷き藁、 きちんと初乳を飲ませるなど出産管理が重要とし 「今いる牛の回転率を上げなければ増頭できない。 3カ条を守ってほしい」 と呼びかけた。

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