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宮古島で方言サミット、消滅危機言語一堂に

 






2018/11/24 21時07分配信 - 文化・芸能 -

 2018年度危機的な状況にある言語・方言サミット宮古島大会 (主催・文化庁など) が24日、 マティダ市民劇場で開催された。 宮古9地域の方言やアイヌ語、 八戸方言、 八丈方言など宮古地域以外の方言を聞き比べたほか、 10代の危機言語継承者3人による提言などさまざまな催しが行われ、 会場に詰めかけた関心ある市民や研究者らは消滅の危機にある言語や方言の課題などに対する理解を深めるとともに方言の豊かさを再認識している様子だった。 25日には方言大会歴代チャンピオン大会が実施される。
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 同サミットは言語・方言のうち消滅の危機にあるものについてユネスコが2009年に発行した消滅危機言語の内容を踏まえて文化庁の委託した最新の調査研究成果及び消滅の危機にある言語・方言を抱える各地域の取り組み状況などについて知ってもらい、 共に考えることを通して各地域における消滅の危機にある言語・方言の状況改善につなげる趣旨で開催された。
 危機言語・方言の現況報告や聞き比べ、 語りの披露など様々な催しが展開され、 国立国語研究所の田窪行則所長による基調講演 「ことばと生きる、 ことばを残す」 やノルウェーの南サーミ語、 アイヌ語、 宮古方言の10代の継承者による提言 「危機言語・方言を継承する―継承を受ける立場から」 もあり、 参加者らは危機言語の継承について改めて考えている様子だった。
 10代継承者の提言では砂川姫奈多さん(宮古高校)が宮古方言、関根摩耶さん(大学生)がアイヌ語、Sara・Kappfjellさん(高校生)がノルウェーの南サーミ語の継承者として登壇。 継承者としての悩みなど体験談を紹介した。「方言とは自分にとって何か」という問いに砂川さんは 「生まれた時からあり、故郷、仲間がここにいると強く感じさせてくれるもの」、 関根さんは 「アイヌだからこそ人として正しくありたいという軸」、サラさんは「言語、 文化は自然なもので自分の一部」 と語り、 それぞれの言葉でアイデンティティを形成しているものであることを表現していた。
 宮古方言の聞き比べではじゃんけん童歌 「お寺の和尚さん」 などを▽池間▽狩俣▽大神▽荷川取▽来間▽上野▽城辺▽伊良部▽多良間―の9地域の方言が披露された。

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宮古各地の方言聞き比べで各地の方言で話すパネリストたち=マティダ市民劇場

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