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ナスミバエ増加傾向 寄生果実適切処分法など説明

 






2018/11/09 09時07分配信 - 社会・一般 -

 シマトウガラシなどナス科の野菜に寄生するナスミバエの発生状況について県病害虫防除技術センターが宮古群島で実施した調査によると、 初めて発生が確認された前年に比べて増加傾向にあり、 島内全域に広がっていることが分かった。 8日に開かれたJAあたらす市場の栽培講習会では、 現在のところ有効の農薬がなく、 防虫ネット等での侵入防止や宿主植物の除去、 寄生果実の適切な処分など防除方法が説明され、 被害軽減とまん延防止に協力を求めた。 ナスミバエの発生により辛味トウガラシ類は生果実等の移動を自粛している。
続き
 あたらす市場の野菜栽培講習会はJAおきなわ宮古地区本部大ホールで行われ、 県宮古農林水産振興センターの職員がナスミバエ防除について説明した。 県病害虫防除技術センターが今年6月と9月に実施した調査によると寄生地点率は、 宮古島市のシマトウガラシ25% (前年13%)、 トウガラシ54% (同4%)、 ナスでも初めて確認され25%、 多良間村はシマトウガラシ63% (同17%)、 トウガラシ50% (同20%)、 ナス17%となった。 前年は局地的な発生だったが、 今年は島内全域に拡散しているという。
 同センター職員は 「今のところ有効な農薬はない。 最もよくつくのが雑草のテリミノイヌホオズキやノラトマトなので除去してエサを作らないでほしい。 八重山ではまだ発生していないので、 宮古から実の付いた苗や生果実は出さないでほしい。 減らすのは難しいので増やさないようにしてほしい」 と呼びかけた。
 防除対策は▽施設では防虫ネットや出入り口の二重カーテン等、 露地は防虫ネットの被覆や果実の袋掛け等で侵入を防ぐ▽寄生の疑いのある果実や残さはビニール袋に入れ密閉して適切に廃棄処分する▽施設や畑の中、 周辺にあるテリミノイヌホオズキやノラトマト等の野生の宿主植物を除去する▽収穫や出荷の際の選別は入念に行い、 寄生の疑いのある果実は除去し、 適切に処分する▽生産物の出荷・移動時は新聞紙等で覆うなど虫の接触を防ぐ│を勧めている。 農薬は 「スピノエースベイト」 があるが作物には直接かけられず、 ほ場周辺の雑草等に散布するよう求めている。
 ナスミバエは沖縄県 (南北大東島、 石垣市、 竹富町除く) などで発生しており、 幼虫がピーマンやシマトウガラシ、 トマト、 ナスなどの果実を食害する。 辛味トウガラシ類の生果実や実の付いた苗等は未発生地域への持ち出し自粛を求めている。 防除の行われていない家庭菜園や庭先栽培のシマトウガラシで被害が目立っているという。

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ナスミバエの防除対策の説明を受けるあたらす市場の生産者たち=JAおきなわ宮古地区本部大ホール

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