障がい福祉のワンストップサービスを提供している 「ビザライ」 (勝連聖史代表) がこのほど、 不登校など社会生活を円滑に営む上で困難を抱える子どもたちを受け入れる 「フリースペースビザライ」 を開所した。 利用児童や生徒は増え始め、 職員たちは様々な課題に悩む子どもと日々向き合っている。
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場所は同社が 「子ども食堂みゃーくがに」 を運営する事業所 「ふぁーかんだ」。 学習支援や趣味活動のサポートを受けることができるほか、 のんびり過ごすこともできるという。 昼夜逆転や夜、 家に家族がいないことから深夜はいかいするため生活リズムが乱れる利用者もおり、 保護者や学校、 関係機関とも連携を密にして対応している。
ことし4月にはサポートステーション宮古・八重山をNPO法人あらた (島尻郁子理事長) から引き継いだ。 サポステは働くことに悩みを抱えている15~39歳までの若者を対象に専門的な相談、 コミュニケーション訓練、 就労に向けた支援等を行う事業で、 フリースペースと合わせるとかなり幅広い年齢層の利用者に対応できる。
同事業所の梅原ちひろさんは悩みながら支援にあたっている。 「定期的来所に繋がらない子どもは生活も不規則になりがち。 子どもたちは繋がりを求めSOSを出している。 子どもだけでなく家族の支援も必要だと感じる。 営業時間の関係で夜間に活動する子どもたちへの対応ができないことが現在は課題」 と語った。
開所は月曜日~土曜日午前9時30分~午後5時、 ふぁーかんだ (平良西仲宗根613―6)。 問い合わせ先は同所 (79・0983)。