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パーントゥなど来訪神、ユネスコ登録勧告

 






2018/10/25 09時07分配信 - 文化・芸能 -

 国の重要無形民俗文化財に指定されている 「宮古島のパーントゥ」 など全国10件の 「来訪神 仮面・仮想の神々」 が、 国連教育科学文化機関 (ユネスコ) の無形文化遺産に正式登録される見通しとなった。 事前審査していたユネスコの評価機関が登録を勧告したと24日、 文化庁が発表した。 11月末にモーリシャスではじまる政府間委員会で正式登録が決定する運びだ。 10件の 「来訪神」 は2016年3月に提案したが1年先送りとなっていた。
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 国内の来訪神行事は、 鹿児島の 「甑島 (こしきじま) のトシドン」 が09年にユネスコに登録されたが、 全国の行事10件を一括してグループ化し、 拡張する形で17年3月に再提案した。
 行事は、 正月など年の節目に仮面・仮装の異形の姿をした者が 「来訪神」 として家々を訪れ、 新年を迎えるに当たって怠け者を戒め、 人々に幸福をもたらす内容。 伝承されている地域の結びつきや、 世代を超えた人々との対話、 交流が深められていることが提案要旨。
 パーントゥは、 「秋・冬の節目に当たって神が訪れ、 地域とその人びとの災厄を祓うとともに、 幸いをもたらす行事。 類似行事は南西諸島に分布するが、 なかでも宮古島のパーントゥは、 我が国の民間信仰や神観念の形態をよく示しており、 沖縄地方の来訪神行事の典型例として重要である」 としている。
 「宮古島のパーントゥ」 は平良島尻、 上野野原の両地域に伝わる祭祀行事。 1993年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
 島尻は旧暦9月に異形の面をつけた来訪神 「パーントゥ」 3体が全身につる草をまとい、 集落内で人々や建物などに異臭を放つ泥を塗りつける行事。 野原は旧暦12月最後の丑の日に、 「サティパロウ」 (里払い) の名称で、 腰や頭に草をまとった女性と、 パーントゥの面を着けた男の子が集落内を練り歩く。
 このほかの来訪神行事は▽男鹿のナマハゲ (秋田県男鹿市) ▽能登のアマメハギ (石川県輪島市・能登町) ▽遊佐の小正月行事 (山形県遊佐町) ▽米川の水かぶり (宮城県登米市) ▽見島のカセドリ (佐賀県佐賀市) ▽吉浜のスネカ (岩手県大船渡市) ▽薩摩硫黄島のメンドン (鹿児島県三島村) ▽悪石島のボゼ (鹿児島県十島村) ―。

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泥を全身にまとい異形の面をつけて練り歩く3体のパーントゥ=今月8日、 平良島尻

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パーントゥの面をつけて集落内を練り歩く子ども=2018年2月14日、 上野の野原

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