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前県知事の翁長氏偲び県民葬

 






2018/10/10 09時07分配信 - 政治・行政 -

【那覇支局】沖縄県知事や那覇市長を歴任し、 知事在任中に急逝した翁長雄志氏(享年67)の県民葬(主催・同実行委員会)が9日午後、 那覇市の県立武道館で執り行われた。 大勢の県民らが献花に訪れ、 復帰後の県内政界を代表する政治家として沖縄の振興発展や基地問題の解決、 県民福祉の向上等に尽力した翁長氏の早すぎる死を悼み冥福を祈った。 遺族代表で長男の雄一郎さんは 「生涯を悔いなく走り続けられたのは関係した全ての方々のお陰」と謝辞を述べた。
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 県民葬の実施は屋良朝苗氏、 西銘順治氏、 大田昌秀氏の歴代知事に続いて4回目で、 現職の知事の死去に伴う県民葬は初めて。
 式辞で実行委員長の玉城デニー知事は 「県民が自ら持ってきたわけではない基地を挟んで、 経済か平和かと常に厳しい二者択一を迫られてきた沖縄の現状に終止符を打ち、 県民が心を一つにして様々な困難を乗り越えるため、 イデオロギーよりアイデンティティーを大切にしていこうと訴え続け、 県民一人ひとりが誇りある豊かさを手に入れることを真剣に考え続けていた。 その強い思いは、 私たちの胸の奥に深く刻まれている」 とした。
 その上で 「われわれ沖縄県民は、 翁長雄志さんの遺志を引き継いでウヤファーフジを敬い、 自然を愛し、 他者の痛みに寄り添うチムグクルをもって自立と共生の沖縄を造り上げ、 生まれてくる子どもたち、 明日を担う若者たちに平和で豊かな誇りある沖縄を託せるよう一丸となって努力し続けることを誓う」 と強調した。
 安倍晋三首相の代理で、 菅義偉官房長官は 「翁長前知事の思いをしっかりと受け止め沖縄振興をさらに前に進めていく。 政府としてもできることは全て行う。 目に見える形で実現するという方針のもと、 基地負担の軽減に向けて一つひとつ確実に結果を出していく決意。 県民の皆さんの気持ちに寄り添いながら沖縄の振興発展のために全力を尽くしていく」 と代読。 城間幹子那覇市長、 県経済団体会議の石嶺伝一郎議長、 友人代表で金秀グループ会長の呉屋守将氏が追悼の辞を述べた。
 翁長氏は、 那覇市議会議員、 県議会議員を経て2000年から那覇市長となり4期12年務めた。 14年12月に県知事に就任し、 1期目の任期満了を前にすい臓がんを患い、 8月8日に志半ばで亡くなった。

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翁長前知事の県民葬で、 献花する玉城デニー知事 (左) と新里米吉県議会議長=県立武道館

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