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沿岸部で目立つ、サトウキビ潮風害に散水

 






2018/10/06 21時07分配信 - 産業・経済 -

 2週連続で宮古島地方を暴風域に巻き込んだ台風24・25号により、 沿岸部のサトウキビを中心に潮風害を受けており、 6日はスプリンクラーなどで散水する農家が目立った。 台風接近の時期が10月と遅く、 青葉の回復が遅れれば糖度の低下が懸念され、 早めの散水を呼びかけている。 施設園芸は悪天候や資材不足などで植え付けが遅れ気味だという。 宮古島市は両台風による農産物被害額 (速報) を計1億3200万円と見込んでいる。
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 ほぼ同じコースを通った台風24・25号では北から西の風が吹き、 ともに風速25㍍以上の暴風域は10数時間続いた。 24号通過から5日後と立て続けに暴風にさらされたサトウキビは葉が裂傷し、 塩害のため薄茶に変色している。 25号が宮古島地方から遠ざかった5日からスプリンクラーを使う農家もおり、 6日は沿岸部のほ場で目立った。
 平良島尻の農家は 「2週連続で来たのでダメージが大きい。 これから雨が降ってくれれば良いが。 スプリンクラーのあるほ場では散水して早く回復させたい」 と話した。 また大雨で先月植えたばかりの夏植えが根腐れしたため補植も行っており、 「土質にもよるが雨が多すぎた。 芽が出ているほ場は補植で良いが、 まだ芽の出てないほ場は全部植え替えた」 と作業に取り組んでいた。
 平良狩俣の施設園芸農家は台風24号で植え付け前のハウス1棟が倒れる被害を受けたが 「例年なら今頃ビニール張りや土づくりを始めるが、 台風続きで資材の入荷が遅れている。 10月半ばには植え付けているが、 それまでに間に合えば良いが」 と作業の遅れを心配していた。
 サトウキビの糖分は青葉の光合成で作られるが、 葉の再生に糖分を消費するため糖度が低下してしまう。 青葉の回復に対して糖分の回復はさらに時間を要することになり、 製糖操業の開始時期にも影響を与えかねない。
 台風25号の被害状況をまとめた市農林水産部は 「葉裂傷が多く糖度の低下が懸念される。 回復のため早めに散水してほしい」 と呼びかけている。

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台風による潮風害を受けたサトウキビに散水するスプリンクラー=平良狩俣

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