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宮国大綱引きのツナシードゥ

 






2018/08/27 09時06分配信 - 文化・芸能 -

 宮国部落の旧盆伝統行事大綱引きの綱は今もキャーン (シイノキカズラ) で作られており、 ツナシードゥ (綱生徒) と呼ばれる中学2年生とその父母が中心となって材料を集めている。 近年は生徒数の減少に加えてキャーンを採集する場所も減って継続を危ぶむ声もあるが、 地域住民の協力で今年も大綱づくりをつなぐことができた。
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 今年のツナシードゥは東里で5人だったが西里は2人。 このため他部落の同級生やその父母、 兄弟、 来年のツナシードゥ (現状では1人) の親も助っ人に。 最近は宮国周辺でキャーンを採れる場所がなく、 午前8時から伊良部島で採集した。 東里も伊良部や来間島でキャーンを集めたという。
 大綱づくりは午後3時頃から青年会が中心となって行われた。 降りしきる雨の中、 何本もの堅いキャーンの蔓を数人がかりで掛け声とともに撚り合わせた。 ツナシードゥは綱づくりだけでなく御嶽での祈願、 母親は炊き出しなど仕事は多い。
 ツナシードゥの父親 (44) は 「自分の頃は子どもだけでやっていた。 いつの頃からか大人もやるようになった。 夏休みになると毎日、 山に入ってキャーンを集めて初日と3日目で2本の綱を作っていた。 今は子どもも材料も少なくなり、 いつまで続けられるか」 と心配していた。
 行事が始まるとツナシードゥはホラ貝を吹きながら旗頭と練り歩き、 綱引き後は綱の先端を切り落として御嶽に奉納した。 西里でツナシードゥを務めた宮国夏生くんは 「キャーンはたくさん採れたがきつかった。 ツナシードゥをやっていつもと違う形で綱引きに接することができ良い経験になった。 綱引きは宮国以外の人も参加し、 一緒に引けるのが楽しい。 これからもずっと参加していくと思う」 と話した。

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青年たちと一緒にキャーンを撚り合わせて大綱を作るツナシードゥ=25日、 上野宮国

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勝負を終えた大綱の先端を斧で切るツナシードゥ=25日、 宮国公民館前

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