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ウミガメ産卵できる海を、多良間小でみずのわ教室

 






2018/08/04 21時01分配信 - 教育 -

【多良間】みずのわ教室in多良間 「海と島をつなぐウミガメの秘密」 (共催・水の環でつなげる南の島の暮らしプロジェクト、 沖縄美ら海財団) がこのほど、 多良間小学校で行われた。 同財団総合研究センター学芸員の前田好美さんが児童たちにウミガメの生態や産卵などについて解説。 産卵地の環境保全、 海洋に投棄されたゴミが生物に及ぼす被害などを訴えた。 また同センターが実施しているウミガメ調査への協力も呼びかけた。
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 ウミガメの産卵について前田さんは 「砂浜に来ると自分の体を隠せるぐらいの穴を掘り、 気に入れば産卵する。 1度産むと海で2週間休んでまた産卵に来る。 1年間で500個を産む。 ウミガメは涙の中に不要な塩を溜めて泣いている」 と話し、 アカウミガメとタイマイ、 アオウミガメの足跡の違いを教えた。
 産卵場所の環境に関して 「植物がたくさん生えていて、 灯りのない暗くて静かな場所を好む。 ウミガメの目には海の色が明るく見え、 生まれたばかりの子ガメも明るい方に向かう本能がある。 子ガメは外敵に狙われるため大急ぎで海に帰らなければいけないが、 砂浜の近くに自動販売機などの灯りがあると迷ってしまう」 と説明した。
 海のゴミが生物に与える影響について 「アオウミガメが美ら海水族館に運ばれてきたが、 ケガをしていないのに元気がない。 レントゲンを撮ると釣り針が口の中に刺さっていた。 フンから大量のビニール袋が出てきたり、 4㌢のプラスチックがジンベイザメの命を奪ったこともある。 小さなものでも海の生物には大変なことになる。 ウミガメは網や釣り糸が絡まると溺れて死んでしまうことが多い」 と話した。
 同センターではウミガメの調査を実施しており、 「生まれた子ガメはどこかへ行ってしまうが、 成長して帰って来て卵を産む。 だから産卵する場所が無くなると困るウミガメがいることを分かってほしい。 もし標識を付けたウミガメや足跡を見つけたら連絡してほしい」 と呼びかけた。
 児童たちは前田さんにウミガメの骨の形や本数、 何年生きるのかなど様々なことを質問していた。

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みずのわ教室でウミガメの生態などについて教える前田さん (左) =1日、 多良間小学校

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