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伝統の技と素材生かす~宮古の織物展はじまる

 






2018/05/04 09時05分配信 - 産業・経済 -

 第4回宮古の織物展 「すだ~すぬぬ×島の工芸市」 (主催・宮古織物事業協同組合) が3日、 上野野原の伝統工芸品センターで始まった。 組合員をはじめ織物や木工など地元の手工芸品業者の製品約1200点を展示販売。 宮古上布の古布をリメイクした洋服、 端切れを生かした袋物やアクセサリー、 アダン葉を編んだ手工芸品など先人から伝わる技術や素材を現代の生活に合わせて使えるよう創作した製品が並んでおり、 連休後半初日とあって多くの人が訪れて買い求めていた。 6日まで午前10時~午後5時 (最終日午後4時)。
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 同展示会は伝統工芸品センターの移転新築に伴い地元住民に宮古の手織物の良さをもっと知ってもらい、 販路拡大や生産意欲の向上につなげようという組合員の要望を受け、 毎年ゴールデンウィークに合わせて開催されている。
 組合員の織った宮古上布の反物をはじめ、 織物の端切れや古布を材料にした洋服、 バッグ、 手提げ袋、 ストール、 ネクタイ、 ストールなど、 また宮古木工芸の三線、 チームあだんのアダン編み、 ビザライ夢工房宮古の月桃の枕やクバの扇なども販売された。 会場には地元住民だけでなく観光客も多数訪れ、 手づくりの工芸品に見入り買い求めていた。 アダン葉の小物づくり、 小さな機織り体験も行われている。
 宮古上布の端切れを使った一輪挿しやチョーカーなどを出品したきものレンタルSORA (今月下旬オープン予定) の与那覇洋子さんは 「本物の上布を手頃な値段で手に取ってもらいたい。 生活に潤いを与えるものを作っていきたい」 と話した。 姪の内間美智さんが作った端切れと革の名刺入れなども販売。 昭和を代表する図案職人の故下地恵康氏が製作した絵画的な反物を使ったタペストリーは開始してすぐに売約済みとなっていた。
 今回初参加のチームあだんはアダン葉で編んだ帽子やバッグ、 バングルなどを販売。 小川京子さんのアダンに関するワークショップをきっかけに結成され、 編み方の継承や工芸に適した良質なアダンの栽培などに取り組んでいる。 メンバーの白井光子さんは 「アダンは昔から生活に一番身近な物づくりの素材。 伝統工芸として継承しながら、 時代の流れに伴って現在の若者にも使ってもらえるものを作りたい」 と話していた。
 同組合の神里佐千子専務理事は 「第4回目で定着してきたがマンネリにならないよう木工など様々な工芸品にも参加してもらっている。 織物も他の工芸とコラボしていくことで活気が出てほしい。 こうした機会を通して宮古の工芸が広がっていけばと思っている」 と話した。

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宮古上布だけでなくアダン編みや三線などの製品も販売されている宮古の織物展=伝統工芸品センター

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