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伊良部島で断水 使用量に供給量追いつかずと説明

 






2018/05/01 09時07分配信 - 政治・行政 -

 伊良部島の南区(伊良部、仲地、国仲、長浜、佐和田)で先月27日から断水が発生しており、 原因究明を行ってきた宮古島市の下地敏彦市長は30日、 市役所平良庁舎で会見し、 「水の使用量の増大に対し、 家庭に送水する第3配水池からの供給量が追いつかなかったことが原因」と説明した。伊良部大橋の開通後、 海岸線から南区へのホテルなどの建設に伴う水使用量の急激な増加やゴールデンウィークの島への帰省客が増えたことが主な要因とした。 当面の対応としては牧山配水池から直接と第3配水池からの両方で実施。 各地域への給水は順次始まっており、 きょう1日の明け方までには全ての断水が解消される見通しだ。
続き
 断水は南区の1231世帯で発生した。 先月27日夕方、 住民から 「水圧が弱い。 断水している」 との通報があり、 市上下水道局が調べたところ国仲の第3配水池の水位低下によることを確認。 配水管の漏水が懸念されたことから、 配水池への流入を水圧の高い牧山系に変更し水量と水圧を確保しながら継続して調べたところ漏水でないことを確認。 第3配水池の需要と供給のバランスが崩れたことにより断水が発生したという。
 下地市長は水の使用量に対して供給量が追いつかなかったことが判明したことや原因などを説明。 今後の対応については 「伊良部島全体で水の使用量は増加することが予想されており、 安定的な水の供給の対策を講じたい」 として、 1日にも対策会議を開く方針を示した。 同会議では 「短期的や長期的な視点で、 どんな形でやっていけば合理的に実行できるのかなど専門職員で技術的なことを話し合ってもらう」 と述べた。
 南区の住民に対しては 「断水により生活に不便を与えてしまい、 水道を預かる者として申し訳ない。 急激な水の需要に対応するために安定供給の対策を取っていきたい」 と述べた。 要請に応えた自衛隊には感謝の気持ちを伝えた。
 市の広範囲による断水は初めてで住民からの通報で知った下地市長は先月29日午前、 緊急の形で記者会見し、 「南区の家庭に送水する配水池の水位が上がらない。 漏水の可能性があるが原因が分からない」 と述べ、 市民への理解と協力を呼びかけた。 同日から24時間体制で市と消防、 自衛隊の給水車で市民への給水を行うとともに原因を特定する調査を行い、 判明したことから再びの会見で説明した。
 突然の断水は住民の生活を直撃した。 伊良部中学校前と東区構造改善センターの2カ所の給水場所では飲料水など確保のために多くの人が訪れ、 時間帯によっては列が出るほどだった。
 佐和田の70代女性は 「給水車が来るまで店の水を買って飲んでいた。 風呂にも入れないし大変困っている」 と語った。 子ども連れの30代女性は 「水の確保が大変で風呂に入れない、 洗濯も出来ない。 家族が多いので断水が長くなると困る。 早く回復してほしい」 と話していた。

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給水車からの飲料水などを確保する住民ら=先月29日、 伊良部島国仲

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断水の原因と1日からの解消などを説明する下地市長 (右) と上下水道部の大嶺弘明部長=市役所平良庁舎

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