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多良間島で伝統のスツウプナカ始まり豊年を願う

 






2018/05/01 09時06分配信 - 文化・芸能 -

【多良間】多良間村の伝統祭祀 「スツウプナカ」 が30日、 村内4つの祭場で始まった。 男性を中心に役割を分担し、 海で獲った魚で祭事や歓待の料理を作り、 深夜には 「暁の願い」 が行われた。 初日は 「神の日」 として豊年祈願の祭事が行われ、 きょう 「人の日」 は各祭場に賓客を招いて祝宴が催される。
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 祭りはナガシガー、 フダヤー、 パイジュニ、 アレーキの4つの祭場に分かれて行われる。 魚を獲るイム (海人) 座、 料理を作るクバン座、 御酒を仕込むブシャ座、 予算等を担当するカンジン座などで分担し、 伝統に則って取り組まれる。
 このうちパイジュニの北海人座では午前10時過ぎには追い込み漁を終え、 普天間港でイラブチャやミーバイ、 ツバメウオなどを水揚げ。 漁は24日から行われ、 これまでに約400㌔と十分な量が獲れているという。 座長の伊良皆博さん (53) は 「今年は天気が良く季節的にもまだ夏に入っていないため近年稀な大漁だった。 自分たちの役割を果たせたのでホッとしている」 と表情を緩めた。
 魚はクバン座に運ばれ、 刺身やカマボコ、 揚げ物などに調理される。 神の供物になる魚は祝宴用とは分けられ、 扱う人や調理場、 道具なども区別する。 フダヤーのクバン座で供物の刺身を担当するウブボウチャの東風平雄治さん (55) は、 この役割を任されて3年目。 先代の西平幸夫さん (65) を数年手伝った後に後継者となった。
 海人座が供物用に選んだ魚を東風平さんは専用の包丁で慎重に手際よくさばき、 傍らでは西平さんがマーニで扇ぎながら見守っていた。 東風平さんは 「豊年やみんなの健康への願いを込めてさばいている。 あすまで準備は大変だが、 今年は大漁なので料理もやりやすい」 と話していた。

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水揚げした魚の内臓や鱗を取り除く海人座の男性たち=普天間港近くの海岸

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