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支社協の日本語教室、生活支援や交流の場に

 






2018/03/10 21時02分配信 - 文化・芸能 -

 宮古島市社会福祉協議会が毎週水曜日の夜に下地老人福祉センターで行っている日本語教室が開設されて6年。 海外から移住してきた人たちにとって宮古では数少ない言葉を学ぶ場であるとともに、 ふだんの生活の相談や交流の場にもなっている。 同社協は教室を通して生活や子どもの学習、 福祉などの支援にもつなげたいとしている。
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 教室を始めたきっかけについて同社協の古波蔵孝子さんは 「以前、 フィリピンから嫁いだ女性から夫が急病で倒れたと連絡があったが、 女性は救急車の緊急通報を知らなかった。 高齢で言葉や文字が分からず、 その後、 生活保護を受ける際の手続きを支援するうちに教室を開こうと思った」 と振り返る。
 日常会話はある程度できるものの、 細かい表現や難しい言葉、 行政の手続きなどが分からない人も多い。 講師の渡辺幸江さんは言葉だけでなく役所での書類の書き方も教え、 生活の中での疑問にも答えている。 「保育所の連絡帳を毎日書くのがストレスになっている人もいる。 会話はできても文章を書くのは難しい」。 精神保健福祉士でもあり 「みんなの困りごとも聞いている」 という。
 受講生は毎年トライアスロン宮古島大会にボランティアで参加。 教室に自分の国の料理を持ち寄ることもある。 今年は宮古島夏まつりのパレードに各国の衣装や踊りで参加しようと話が盛り上がっていた。
 現在、 宮古では結婚して定住する外国人が多く妊娠して入院しても言葉が分からないため、 教室の受講者に通訳を頼むこともあり、 特に出産後は不安解消に一役買っているという。 古波蔵さんは教室を学習だけでなく生活支援の場にもしたいと考えており、 「医療保健や子どもの教育、 老後のことなど地域住民の一人として何かあれば相談に乗りたい」 と話す。 今後は人手不足から外国人技能実習生の増加も予想され、 「実習生にも通ってほしい。 どんな人がいてどんなニーズがあるのか声を聞きたい」 と呼びかけていた。

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大学のアンケート調査のため集まった日本語教室の受講者たち=先月、 下地老人福祉センター

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