記事一覧

断酒継続で生存率安定、保健指導従事者研修会

 






2018/02/10 21時01分配信 - 健康・暮らし -

 2017年度保健指導従事者向け研修会 (主催・県宮古保健所) が9日、 同保健所で行われた。 宮古島市と多良間村の保健指導に関わる保健師や管理栄養士らが参加し、 アルコールや生活習慣病に関連した肝疾患について理解を深めた。
続き
 研修会は宮古管内の保健指導従事者が解剖生理学や疾患に関する知識を学び、 技能向上を図ることを目的に開催。 講師は琉球大学医学部附属病院第一内科の肝臓専門医・前城達次さんが務めた。
 前城さんは、 肝臓病が医療関係者の間では 「肝臓のやけど」 と呼ばれていることを紹介。 やけどをした痕がただれるように肝臓も繊維化し、 蓄積された結果肝硬変に至る。 また肝硬変になる原因として、 九州ではC型肝炎が最も多いが沖縄は肝炎以外のアルコール性肝疾患や脂肪肝が最も多いという。
 アルコール性肝硬変患者の生存率について、 前城さんは 「飲酒を継続する人は生存率が一直線に下がっていくが、 断酒する人は3年を過ぎると死亡する危険性が低下する。 断酒してすぐに改善しなくても粘り強く継続することが大切」 と強調した。
 初飲年齢と推定純アルコール摂取量のデータは中学生頃から飲酒し始めた人が20歳以降に開始した人よりもAUDIT (飲酒習慣スクリーニングテスト) スコアが有意に高いことを示しており、 初飲年齢が若いほど1回の飲酒量が多いと指摘した。
 健康おきなわ21 (第2次) では肝疾患予防のため肥満予防、 適正飲酒等の生活習慣改善を推進しているが、 「15年都道府県別生命表 (厚生労働省)」 によると、 沖縄県では男女とも肝疾患死亡率が全国最下位。 「県適正飲酒調査事業」 では、 沖縄県が全国よりも6ドリンク以上の飲酒頻度、 1回の飲酒量、 AUDITスコアが高い人の割合が多く、 宮古地域は県の割合よりも多くなっている。

関連記事

powered by weblio


 

ファイル 18704-1.jpg
アルコールや生活習慣に関連した肝疾患について理解を深める参加者たち=9日、 宮古保健所

ファイル 18704-2.jpg
前城達次さん

ソーシャルブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 はてなに追加 del.icio.usに追加 livedoorClipに追加 niftyクリップに追加 Googleに追加 Technoratiに追加 Buzzurlに追加