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市立図書館北分館きょう閉館 イベントで別れ惜しむ

 






2017/12/28 09時04分配信 - 社会・一般 -

 市立図書館北分館はきょう28日で一般利用を終えて閉館する。 建物や敷地の契約終了に伴うもので来年には解体撤去され、 前身の 「昭和図書館」 から続いてきた90年の歴史を閉じる。 27日には閉館ミニイベント 「バイバイ、 ばんたが北分館」 が行われ、 現建物が新築された1979年当時館長 (県立図書館宮古分館) だった砂川幸夫さんが館内を案内しながら図書館としての役割や特徴、 歴史などを解説。 童話朗読やDVD上映、 サンバのパーカッション演奏などで北分館との別れを惜しんだ。 最終日も午後6時まで開館する。
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 館内見学ツアーは午前10時半から行われ、 砂川さんは同分館の建築の特徴を 「採光性を重視してガラスを多くした。 中2階や宮古では初めての電動式書架など当時は斬新だった。 障がい者専用トイレもめずらしかった」 と説明。 現在地となった経緯について 「北小校門前のコンセットだったが大型台風で倒壊した。 教育熱心な北学区の有志が土地を提供してくれた」 と話した。 基本的に県立図書館は 「1県1館」 だが大きな離島を持つ沖縄は3館あり、 全国的にもめずらしかったという。
 図書館としての特徴は県立図書館の 「県内出版物を網羅する」 方針から郷土資料が充実しており、 2010年に県から宮古島市へ譲渡される際は建物だけでなく、 資料もそのまま残すよう要請。 同分館で開催した郷土史講座を機に宮古島郷土史研究会が結成され、 絵画サークル二季会も活動拠点にするなど 「図書館の目的は第1に図書・資料の充実、 第2は社会教育施設として資料を活用した行事の展開」 と話していた。
 参加した大宜見優子さん (44) は 「中学生の頃から勉強などで利用していた。 今では手に入らない沖縄の絵本もあり、 無くなるのはとても残念。 図書館らしくないガラス張りや中2階に上がって下を見るのが好きだった」 と話した。
 また、 もりおみずき作 「おいらの子」 の童話朗読、 「琉球の昔ばなし」 DVD上映、 ゴメス・デ・ソウザ・ダミアォンさんがサンバで使うパーカッションを演奏しながら説明した。 中2階の壁の 「寄せ書きコーナー」 には多くの人が思い出や感謝の言葉を書いていた。
 同分館はきょう午後6時まで開館している。 蔵書・資料は現在建設中の未来創造センターに引き継がれるが、 一部の郷土資料は来年4月から城辺図書館で閲覧、 貸出しされる。
 同分館は1928年の御大典事業による昭和図書館 (宮古簡易図書館) に始まり、 その後は名称や場所を変えながら、 61年に現在地に移転。 本土復帰に伴い県立図書館宮古分館となり、 79年に現在の建物が建設され、 10年に宮古島市立図書館北分館となった。

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館内見学ツアーで電動式書架を説明する砂川幸夫さん (右) =市立図書館北分館

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サンバで使われるパーカッションを演奏しながら説明するゴメスさん

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