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まずは「少し控えよう」多良間村介護保険ゼミ

 






2017/12/09 21時02分配信 - 健康・暮らし -

【多良間】多良間村介護保険ゼミナール (主催・同村住民福祉課) が6日、 同村コミュニティ施設で行われた。 特定健康診査の結果、 血糖値や血圧などが高い住民が多く、 島で健康な生活を続けるためにも食生活や多量飲酒の改善を求めた。 また高齢化に伴い介護保険料も上昇する中、 介護サービスを維持していく上でも健康づくりや介護予防、 地域の支援、 認知症予防の大切さも呼びかけた。
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 9月中旬に実施した特定健康診査の結果、 平均血糖値では60代の59・9%が正常範囲から逸脱し、 収縮期血圧は50代が31・3%、 60代は36・5%が高く、 コレステロールもこの年代が高くなっている。 同村保健師の前泊勝人さんは 「原因として行事が多く、 天ぷらやオードブルなど油っこいもの、 そして菓子パンをよく食べる。 ビールやお酒を日頃から多く摂っており、 このままでは多良間島にいられなくなる」 と警鐘を鳴らした。
 脳出血などの病気で入院した場合 「日常生活が制限され、 宮古島や本島の施設でリハビリが必要となり、 多良間島に帰ったとしても住宅環境や家族の受入れなども問題となる」 と説明し、 腎不全になっても多良間島には人工透析がなく、 宮古島への通院で経済的にも家族が疲弊すると述べた。
 「島で自分らしく生きたい」 「島で最期を過ごしたい」 という住民が多く、 前泊さんは 「食事の内容を見直してほしい。 『健康だから大丈夫』 『結果が悪いから受けたくない』 ではなく、 定期的に検診を受け、 病気が見つかれば治療を受ける心構えも必要。 急に酒や食べるのをやめるのではなく 『少し控えよう』 という意識を持ってほしい」 と呼びかけていた。
 県公衆衛生協会の高平兼司事務局長は、 多良間村の介護保険料が第1期 (2000~02年) の2200円から第5期 (12~14年) では5600円に上昇した要因について 「施設入所者が1~2人増えただけで上がる。 多良間村は人口規模が小さいため大きく影響する。 全国的な傾向だが1号被保険者の比率が上がったため」 と説明した。
 高齢化率29・5%の多良間村では第7期のサービス料も多くなることが予想されるが、 高平事務局長は 「保険料が高いからサービスを控えるとは考えず、 サービスがなくても良い状況にしてほしい」 と述べ、 持続可能な介護保険制度の維持には▽健康づくりと介護予防▽地域で支える高齢者▽認知症予防│が必要とし、 「認知症は年齢を重ね、 長生きするほど必然的に増える。 認知症は予防することもできれば、 支えることもできる」 と話した。

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介護保険ゼミナールの講話に耳を傾ける住民たち=6日、 多良間村コミュニティ施設

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