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全国重文協秀作展開幕 伝統工芸の技と美紹介

 






2017/11/10 09時07分配信 - 文化・芸能 -

 第25回全国重要無形文化財保持団体協議会宮古島大会の秀作展 「日本の伝統美と技の世界」 が9日、 市総合博物館で始まった。 宮古上布をはじめ同協議会に所属する陶磁器や織物、 漆器、 和紙など14団体の作品43点を展示。 各産地の自然と風土、 先人たちが積み重ねてきた手業が作り出した伝統工芸の美を紹介している。 展示の他、 苧麻糸手績みや砧打ちなどの実演・体験も行われている。 19日まで、 午前9時~午後4時半 (入場無料)。
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 秀作展には織物の宮古上布保持団体、 喜如嘉の芭蕉布保存会、 久米島紬保持団体、 本場結城紬技術保持会、 越後上布・小千谷縮布技術保存協会、 重要無形文化財久留米絣技術保持者会、 陶磁器の柿右衛門製陶技術保存会、 色鍋島今右衛門技術保存会、 小鹿田焼技術保存会、 漆器の輪島塗技術保存会、 染型紙の伊勢型紙技術保存会、 和紙の細川紙技術者協会、 本美濃紙保存会、 石州半紙技術者会が作品を出展している。
 宮古上布は琉球王国時代の御絵図柄を復元した衣装や伝承者養成講習で製作した苧麻十字絣、 苧麻糸を手括りで藍染する工程などを紹介。 雪の上に布を広げて仕上げる 「雪ざらし」 が特徴の小千谷縮・越後上布は細かい縞模様をトンボが舞うなど清涼感ある作品を展示。 久留米絣は深い藍染に白を基調としたメリハリある模様が堂々とした強い印象を与えていた。
 柿右衛門は濁手と呼ばれる乳白色の素地に余白をとった独特の赤絵の八角鉢や皿、 色鍋島は今泉今右衛門家一子相伝の技法を用いた鮮やかな色絵の皿や花瓶、 小鹿田焼は飛び鉋や櫛目、 刷毛目などの装飾技法で模様を付けた作品を展示している。 また着物の絵柄を染める伊勢型紙は細密な模様を下からライトで照らして見せていた。
 宮古上布保持団体の新里玲子代表は 「日本の伝統工芸の粋を集めた作品を見られる機会は少ない。 ぜひ島の人に見てもらい、 その中で上布の質を改めて確認してほしい。 全国各地に固有の工芸品がある。 宮古も織物だけでなく、 焼き物や木工などの工芸を広げる機会になれば」 と語った。
 平良出身で久米島紬保持団体の一員として来島した神里智江さんは 「こうした形で宮古に帰ることができて感謝している。 先生たちのおかげ。 織物を始めたのは久米島へ来てから。 20年間続けている。 久米島紬は一人でデザインを起こし、 糸を染めて織り上げるところが良い」 と話した。
 期間中は展示だけでなく苧麻績みや絣括り、 砧打ち、 久米島紬の真綿作り、 伊勢型紙の突彫りの実演・体験 (主に土・日曜日) も行われている。

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秀作展で宮古上布について説明する新里玲子代表 (左2人目) =市総合博物館

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