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宮古病院診療費未納約2億6000万円、回収を強化

 






2017/11/01 09時07分配信 - 健康・暮らし -

 県立宮古病院 (本永英治院長) の2017年9月末現在までの診療費未払金が約2億6000万に上ることから、 11月を 「診療費個人負担分未収金対策強化月間」 として回収への取り組みを強化していく。 これまで2542人の未納がある。 同病院では 「未収金が増えると病院経営に必要な資金が不足し、 医療サービスの低下につながる」 と懸念し、 滞納者への納付を呼びかけた。 今年度からは法律事務所への債権回委託を開始したほか、 悪質と思われる滞納者については法的処置等の実施する方針。
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 未収金件数の内訳は、 分割納入中が689人 (約8549万円)、 納入約束不履行1068人 (約8593万円) となっている。 また、 住所不明や患者死亡相続人不明等のその他が654人 (約8183万円)、 自賠責委任申請中77人 (約714万円) 社会福祉制度申請中34人 (約211万円) となっている。
 未収金の主な要因として、 ▽生活困窮のため医療費が払えない▽健康保険料未納に伴う自己負担分の増加▽支払約束の不履行―が挙げられている。 対応として生活困窮の場合は分割支払いの相談も受け付けている。 支払約束不履行の場合は悪質滞納者として法的措置を講じる場合があり、 2014年度、 15年度は2件の法的措置を実施したほか、 16年度から現在にかけても準備を進めている。
 宮古病院の運営費は同病院をはじめ救急病院や多良間診療所の診察費などから賄われており、 一部の経費を除いて県からの補てんはない。 独立採算が原則で、 未収金が膨らめば薬品の購入や最新医療機器の導入が困難になるなど、 患者の診療や病院経営に悪影響を及ぼすことになる。
 期間中は未収金回収の取り組みとして、 分割納付などの相談受付や 約束不履行者への納付書送付、 高額未納者への電話・訪問督促などに力を入れる。
 同病院内で記者会見した本永院長は 「県立病院では11月の1カ月間を医療費個人負担未収金回収強化月間として取り組む。 宮古病院では未収金が毎月1450万円ある。 宮古病院は独立採算性となっており、 原則として患者からの診療費が病院収益となりそれをもとに経営しているが未収金の増加で経営が圧迫された場合は医療サービスの低下が懸念される」 と述べ、 地域医療を守るためにも市民に理解と協力を求めた。

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未収金についての内容を説明する本永院長 (中央) と本村悠子副院長 (右)、 下地京子事務部長=宮古病院

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