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上野野原伝統のマストリャー 十五夜で豊年願い踊る

 






2017/10/06 09時06分配信 - 文化・芸能 -

 旧暦8月15日の4日、 上野野原で十五夜の伝統行事 「マストリャー」 が行われた。 租税の完納を祝い翌年の五穀豊穣を願う人頭税時代から続く祭りであり、 月が夜空を照らす中、 男性は勇壮な棒踊り、 女性は抱き踊りなどを披露。 住民たちが先人から連綿と受け継けついできた行事を通して地域の絆を深めていた。
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 会場の野原農民研修所には午後9時45分頃、 申・午・寅・子組4カ所のマスムトゥ (枡元) から男性たちが踊りながら入場。 午後10時頃から男性たちが掛け声とともに力強く棒を振り、 打ち鳴らしながら踊り、 これに続いて女性たちはクバの扇や四つ竹を手に踊った。 男女は広場で徐々に輪となり、 豊作を願ってクイチャーを踊った。 会場には住民や観光客、 修学旅行の高校生らが訪れ、 伝統の祭りに見入っていた。
 午組で祭りに参加して4年目の久貝真博さん (31) は 「大事な行事。 できるだけ参加して盛り上げたい。 若い世代が宮古に帰ってきたら一緒にやりたい」 と話した。 棒踊りは子どもの頃から地域の人から教わり、 動きは体に浸み込んでいるという。 マストリャーについて 「昔遊んでもらったおじさんと一緒に酒が飲めるようになった。 そうした場所があるのは良いこと」 と話していた。
 野原部落会の平良信男会長によると、 今年は若い女性の踊り手が増え、 男性も組によっては若返りが進んでいるという。 「小中学生の頃から踊っているが、 大人になると地域の伝統行事との意識を持って参加する。 伝統を受け継ぐ若い世代が出てくると頼もしい」 と笑顔を見せていた。
 マストリャーは人頭税時代に穀物税を計量する担当 「枡取屋」 が語源。 市の無形民俗文化財、 国の選定無形民俗文化財に指定されている。

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「マストリャー」で力強い棒踊りを見せる男性たち=4日、野原農民研修所

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クバの扇や四つ竹を手に踊る女性たち

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