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ミヤコカナヘビのイタチ食害証拠を確認

 






2017/08/16 09時06分配信 - 科学・環境 -

【那覇支局】県環境部 (大浜浩志部長) は14日、 絶滅危惧種に指定されているミヤコカナヘビが、 外来種のニホンイタチに捕食されている実態が明らかになったと発表した。 県の外来種対策事業による調査でイタチの糞から歯骨、 後肢が検出されたもので、 この食害が減少要因となっている可能性が以前から指摘されていたが、 捕食の確実な証拠が得られたのは初めて。
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 調査をふまえ同部では、 「ハブ駆除のために持ち込まれたマングースと似ており、 宮古諸島の希少種を含む豊かな生態系の保全には、 イタチ対策が有効だ。 引き続き調査を行い、 在来種への影響を明らかにするとともに、 改良されてきたマングース用の罠が効果的かなどニホンイタチの防除手法を検討し、 宮古諸島の生態系保全を推進していく」 などとしている。
 ニホンイタチは本州と四国、 九州と佐渡島、 伊豆大島、 屋久島など周辺島しょに自然分布。 1960~70年代にかけ、 クマネズミ等による農業被害軽減のために宮古諸島に約4500頭が導入された。 2016年度から実施された調査では、 約70個の糞を分析した結果、 ネズミなどの哺乳類の検出率が41・7%、 トカゲ・ヤモリなど爬虫類が38・9%、 カエルなど両生類が23・8%、 鳥類が8・3%となった。
 ミヤコカナヘビは、 有隣目カナヘビ科。 全長はオス29㌢、 メス27㌢、 頭胴長はともに6・5㌢に達し、 約75%を尾が占める。 頭部を含め非常に細身の体型で、 ほぼ一様に鮮やかな緑色をしている。 多良間島を除く宮古諸島に分布するとされる。 絶滅危惧IB類 (県RDB2017)、 絶滅危惧IA類 (環境省RDB14)、 国内希少野生動植物種 (16年)、 宮古島市自然環境保全条例指定種 (05年)。

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ミヤコカナヘビ=資料写真

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ニホンイタチ=資料写真

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