団塊世代が75歳以上を迎える 「2025年問題」 に向けて前期高齢者 (65~74歳) を対象にした宮古島市地域包括支援センターひららの介護予防教室が26日から、 東川根自治会館で始まった。 要介護状態や認知症を予防し、 健康寿命を延ばすため 「口腔、 食事、 運動」 をメインテーマに講習を行う。 希望があれば他地区でも実施していく。
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教室では、 同センター職員が市内で前期高齢者5707人のうち要介護認定を受けているのは312人だが、 75歳を超えると2670人と急激に増加することを説明。 「前期高齢者のうちに介護を受けない体をつくり、 健康寿命を延ばすことが課題になっている」 と呼びかけた。
管理栄養士の濱元潤子さんが健康寿命を延ばすための低栄養予防について講話。 誤った粗食志向や食欲がない、 しっかりと噛めないなど低栄養の原因を説明し、 筋力や身体機能、 活動量の低下など悪影響を指摘。 高齢期を元気に過ごすための食生活として 「1日3食が基本。 毎日10品目を目標に、 孤食を避ける」 を勧め、 納豆や豆腐、 ゴマ、 玉子、 乳製品など認知症予防に良いとされる食材も紹介していた。