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認知症になりにくい生活様式を、ん診療所研修会

 






2017/05/20 21時03分配信 - 健康・暮らし -

 県認知症疾患医療センターうむやすみゃあす・ん診療所 (竹井太センター長) の認知症研修会が20日、 県宮古合同庁舎講堂で行われた。 同センターの中川浩さんが認知症を発症しにくくし進行を抑制するとされる食生活、 運動習慣、 知的活動などを紹介。 生活習慣病を防ぐ生活様式の大切さ、 脳内がアルツハイマー病の状態でも健常な生活を送っていた人の事例などを挙げながら 「脳を錆びつかせず、 最後まで認知症から逃げ切ろう」 と呼びかけた。
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 中川さんは、 生活環境の中でアルツハイマー型認知症になりにくくなる防御因子として▽魚を中心とした食事▽適度なアルコール▽定期的な運動▽知的活動│を、 逆に促進因子として遺伝的要因や社会経済的要因、 高血圧、 うつ病、 頭部外傷、 加齢などを挙げた。
 魚の摂取に関しては 「週1回以上の摂取は認知症の発症率を約40%軽減させる」 との調査データを紹介。 飲酒は少量から中等量 (一日1~3杯) で、 無理な飲酒や強い酒は良くないという。 運動は週3回、 毎日30~50分ほどの散歩が有効で、 発症後の進行を抑える2次予防が期待できるという。 知的活動は継続的に行うことで発症リスクを下げ、 将棋や囲碁など対戦型のゲーム、 パソコンの使用、 工芸作業、 社会活動などが良いとされる。
 食事はサプリメントでなく食品から栄養を取り、 個別の食品や栄養素よりも食事のパターンが重要になるという。 また修道女を対象にした認知症の研究で脳内が重度のアルツハイマー病だったが、 生前は発症せず健常な生活を送っていた人の事例を紹介し、 「教育、 余暇活動、 精神活動により 『予備能』 を高めることが重要」 と話した。
 中川さんは 「認知症予防に特効薬はないが、 認知症になりにくい生活様式はある。 生活習慣病を防ぐ生活様式とも似ている。 頭を使って脳を錆びつかせない。 最後まで認知症から逃げ切ろう」 と呼びかけた。
 この他、 精神保健福祉士の渡真利邦子さんが認知症の症状と対応を紹介。 買った物を忘れるなど記憶障害に対しては 「本人にとっては毎回が初めて。 否定されると責められたと感じて心が傷つき不安になる。 本人の言ったことに共感しながら、 さりげなく別のことに関心を向けてもらうのが良い」 などと事例を挙げながら説明していた。

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認知症の理解や対応、 予防などをテーマに行われた研修会=県宮古合同庁舎講堂

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