常緑のつる性植物では、 宮古で見ることの少ないマダガスカルジャスミン (キョウチクトウ科) が、 平良の民家で真っ白な花を咲かせ始めている=写真=。 開花期は9月ごろまでという。
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名前のとおり原産地はマダガスカル。 爽やかな芳香が特徴で、 「ジャスミン」 の名称があるが、 お茶 (インド原産のマツリカ=茉莉花)、 香油 (ヒマラヤ原産のソケイ) に使用される一般的にジャスミンと呼ばれる仲間はモクセイ科で、 種類としては異なる。
観賞用として民家庭などに植栽されることが多いマダガスカルジャスミンは常緑のつる性低木で、 葉は革質で光沢がある。 純白の花が咲くと、 ほんのりと芳香を周囲に漂わせている。 開花期間が5カ月間と長い。 まれに実をつけることがあるという。