記事一覧

たらま花保存会、紅色より鮮やかに染料「紅餅」づくり

 






2017/04/15 09時04分配信 - 健康・暮らし -

【多良間】多良間村でタラマバナ (紅花) の収穫が本格化する中、 染料 「紅餅」の加工も始まっている。 摘み取った花弁を杵でついて団子状にするが、 鮮やかな紅色を出すため様々な工程があり、 根気と熟練の技術が求められる。 できた紅餅は 「たらま紅紬」など織物を染めるのに使われている。
続き
 たらま花保存会では紅花の産地山形県から伝統工芸士を招き、 江戸時代から続く紅餅の作り方や染色技術を学んできた。 花を材料とする染料はめずらしく、 紅餅は100㌘3000円で取引されるという。 この日は2㌔の花弁を材料に、 会員で染織をやっている豊見山ミヨさんと来間勝子さん、 タラマバナでお茶などを作っている外間エミさんが作業を行った。
 先ずは収穫した花弁を何度も水洗いして黄色の色素を溶け出させ、 数日間陰干で発酵させる。 発酵した花弁を杵でつき、 団子状に丸めてから平たく伸ばし、 天日で乾燥させる。 黄色色素を抜き、 発酵させ天日干しするのもより鮮やかな紅色を出すためだという。 またタラマバナは開花から色が変わっていくが、 咲き始めの黄色や終わりの赤の時ではなく、 盛りのオレンジ色が良いそうだ。
 最初に染める 「1番染め」 は黄色、 染めを重ね手を加えていくと2番は淡いオレンジ、 3番はピンク、 4番目に紅色に染まっていく。 作業中の温度やタイミングで仕上がりも変わってくる。
 ふだん一人で作業をすることが多いという豊見山さんは花弁の団子を丸めながら 「3人なのでいつもより早くできた」 と笑顔を見せていた。
 タラマバナは同村の村花であり、 琉球王朝時代は献上品として栽培していた。 同保存会では普及に向けた栽培や苗の配布を行っており、 有効活用と特産品開発のため染料や食材への利用に取り組んでいる。

関連記事

powered by weblio


 

ファイル 16858-1.jpg
発酵させたタラマバナの花弁を加工する豊見山さん (中央) たち=多良間村字塩川

ファイル 16858-2.jpg
乾燥中の紅餅

ソーシャルブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 はてなに追加 del.icio.usに追加 livedoorClipに追加 niftyクリップに追加 Googleに追加 Technoratiに追加 Buzzurlに追加