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発症前に歯科治療を、認知症と口腔ケアで研修会

 






2017/02/18 21時06分配信 - 健康・暮らし -

 県認知症疾患医療センターうむやすみゃあす・ん診療所の認知症研修会が17日、 県宮古合同庁舎で行われた。 KAZUデンタルクリニックの平良和枝院長が認知症と歯科の関わりや現状、 高齢者の口腔ケアの重要性などについて解説。 大勢の介護関係者らが参加して講話に耳を傾けた。
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 認知症と歯科の関係について平良院長は 「歯槽膿漏は慢性炎症を抱えた状態であり、 脳内炎症を引き起こし、 アルツハイマー病を増悪させる。 歯が抜けると咀嚼 (そしゃく) 機能が低下し、 海馬神経が脱落して認知症が進む」 と影響を紹介。 認知症に対して歯科のマニュアル等はまだ少なく試行錯誤が続いているが 「発症前や初期は治療、 中期から後期はケアが中心になる」 と各ステージでの対応を説明した。
 高齢者と口腔ケアについて宮古での症例を紹介。 入れ歯が緩く食べ物が挟まっていた85歳の女性は、 入れ歯や食事時の姿勢を改善したところソフト食からきざみ食になり、 できなかった歩行練習もできるようになった。 沈みがちだった表情にも笑顔が戻ったという。 また認知症で口を触られるのを嫌う90歳の女性には口の周りの運動から取り組んでいった。
 平良院長は 「認知症発症前の歯科治療がカギ。 徴候が見られたら予後考慮してすぐに処置を完了する。 勇気を持った早期の抜歯、 修理が楽な義歯の作製、 ケアのしやすい口腔環境の構築を」 と話し、 歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスなど補助具の使用を勧めた。

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認知症患者の口腔ケアの重要性などについて講話する平良院長=17日、 県宮古合同庁舎講堂

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