県産野菜消費拡大による健康長寿地域づくり事業 「チャンプルースタディ」 (主催・沖縄TLO) が27日、 市中央公民館で行われた。 多くの市民が訪れ、 琉球大学大学院医学研究科衛生学の等々力英美准教授と栄養士及びフィニッシングスクール西大学院長の西大八重子さんの沖縄型の健康食事などについての講演に耳を傾け、 県産野菜を中心とした調理実習を行った。
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この事業では、 健康長寿の島と言われてきた沖縄がライフスタイルの変化に伴い、 伝統的な食文化の伝承に警鐘が鳴らされているため琉球大学の研究プロジェクトを活用し、 県産野菜を取り入れた沖縄型食事の適正な普及で県民の健康長寿復活を目指している。
講演で等々力准教授は 「沖縄の伝統的食事パターンを現代風 (若い人にも受け入れてくれる) レシピに反映させ、 その食事介入を行うことで地域住民の健康指標 (肥満、 血圧) と行動変容を改善し、 地域全体の健康改善につなげていく」 と話した。
西大さんは 「沖縄の野菜はカルシウムが豊富であり、 ビタミンAがどの野菜も比較的多く含まれている。 また、 活性酸素抑える抗酸化物質が多い」 と説明。
この後、 県産野菜を取り入れた調理実習と試食が行われ、 参加者たちは美味しく健康的に仕上がった沖縄型食事を楽しみながら食べていた。