世界的な絶滅危惧種で渡り鳥のクロツラヘラサギが5羽、 下地の与那覇湾に飛来している。 昨年10月頃から上地護岸近くで2~3羽の姿が見られていたが、 9日には5羽が並んで羽根を休めたり、 名前の由来となっているくちばしを海中に入れ、 首を左右に振りながらエサを探していた。
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トキの仲間で全身が白く、 しゃもじのような黒いくちばしがトレードマーク。 アジア各国の自然保護団体等が実施している世界一斉個体数調査によると、 2015年は3259羽が確認され、 前年比19・3%増加し、 初めて3000羽を超えた。 日本では371羽と6%増えた。
与那覇湾には毎年のように飛来することから、 水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約登録の一因ともなった。