大野山林でクロツバメの大量発生があった。 昼間に活動して花の蜜を吸うガでときどき多く発生するが、 場所によってはアワユキセンダングサに黒い花が咲いたかのように大量の成虫が現れていた。
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羽根の長さは4㌢ほどで沖縄や台湾、 東南アジアに生息する。 春から秋にかけて発生する。 幼虫の食草はアカギ。 前の羽根は黒、 後ろの羽根にはメタリックブルーの美しい斑紋がある=写真上=。 見た目は有毒のジャコウアゲハやベニモンアゲハによく似ている。 特に身体の鮮やかな赤は捕食者への警戒色なのかもしれない。 そのせいか飛び方は非常に頼りなく、 また花に止まっても脚での移動がたどたどしい。
アカギが植林された場所では大量に発生するが、 発生は長続きせずアカギが強いため枯れたりしないので、 特に防除は必要ないという。