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藻場再生へコアマモ移植─与那覇湾

 






2015/07/04 21時06分配信 - 科学・環境 -

 宮古島市 (下地敏彦市長) は4日、 与那覇湾が2012年7月3日に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地等を認定するラムサール条約に登録されたことにちなみ記念行事として、 海の生物の 「ゆりかご」 と言われるコアマモの移植を行った。 近年、 同湾の海草藻場が減少しているとされており、 その再生と保全、 また将来的な学習活用を目的に実施した。
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 開会式では長濱政治副市長が 「与那覇湾は一度、 淡水湖になろうとしたが、 先人たちが守ったことで今日注目されるようになった。 きょうはコアマモを移植し、 与那覇湾を生き物がたくさん住める干潟にするよう取り組みたい」 とあいさつ。 同市水産観光アドバイザーの仲間利夫さんが移植方法を説明した。
 記念行事には市職員や沿岸の川満、 上地、 与那覇の自治会や船主会、 宮古野鳥の会、 ボランティアが参加。 潮の引いた干潟を歩き、 300㍍沖で砂に埋まったコアマモを地下茎ごと掘り出し、 やや離れた場所に移植した。 潮に流されないよう茎を割り箸に固定して差し込んだ。 市では昨年、 コアマモの移植試験に成功しており、 半年~1年で根付くという。
 与那覇湾では鳥獣保護区の特別保護区に指定されている704㌶がラムサール条約の対象。 広大な干潟が発達しており、 シギ・チドリ類をはじめ、 クロツラヘラサギやツクシガモ、 セイタカシギなど多くの渡り鳥の採餌及び休息場所となっており、 宮古野鳥の会によると29科123種の野鳥が確認されている。
 登録理由として琉球諸島でも最大規模のリュウキュウスガモやベニアマモ等からなる海草藻場が広がり、 絶滅の恐れがあるズグロカモメやホウロクシギなどが飛来、 メダイチドリが世界規模の生息個体数の1%を定期的に維持していることなどが認められた。

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ラムサール条約登録を記念してコアマモを移植する参加者たち=与那覇湾

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