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思考修正で心を軽く うつ病改善・防止向けCBT教室

 






2015/06/12 09時04分配信 - 健康・暮らし -

 宮古島市障がい福祉課は11日、 市役所平良庁舎でうつ状態の改善や再発防止などを目的とした集団認知行動療法 (CBT) のプレ教室を行った。 福祉施設職員など支援者を対象に、 同課基幹相談支援センター精神保健福祉士の波名城翔さんがCBTの基本的な考え方を教え、 マイナス思考の修正やストレス軽減などの練習を行った。 同課は自殺対策事業として7月2日からうつ病デイケアを開催するが、 その中でもCBTを行っている。
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 CBTは認知 (現実の受け止め方はものの見方) に働きかけて気持ちを楽にする精神療法のひとつ。 強いストレスを受けてうつ状態に陥ると認知に歪みが生じるため、 考え方のバランスを取ることによって、 誤った認識や陥りがちな思考パターンをより良い方向へ修正していく。
 この中で波名城さんはCBTの基本的な考え方として 「人は今までの経験から学びとったパターンで考え、 行動して感じている。 考え (認知)、 行動、 気分の三つは互いに影響し合っている。 考えや行動がどのように気分に影響しているかを知り、 考えや行動を修正することで気分を回復できる」 と説明した。
 参加者は実際にデイケアで使う日常の気分や思考、 活動などに関するワークシートに取り組みながらCBTを体験した。 思考を修正して気分を変える方法について、 波名城さんは 「自分の思考を振り返り、 考え方のくせを見直す。 大切なことはマイナス思考や否定的思考に気づき、 現実に即したものに修正して置き換えていくこと。 過去を変えることは難しいが、 自分と未来は変えることはできる」 と話していた。
 ネガティブな考え方の修正方法として 「解決の難しい考えは一時的に棚上げする。 棚上げは逃避ではなく回復への積極的な取り組み。 ネガティブ思考を修正するとトラウマは段々軽くなる」 とアドバイス。 また実生活に基づきマイナス思考をプラスに変えた経験を考えてもらい 「修正することでストレスが軽くなる。 自分がどう受け止めるか、 いかに軽減するか。 答えは一つではなくたくさんある」 と述べた。
 市では昨年から県内でも初めて自治体が主体となってうつ病デイケアを開設。 うつ病患者は年々増加傾向にあるが、 回復や支援に関する社会的受け皿が少ないことから、 自立と社会参加及び生活の質向上を図ることを目的にしている。 今回の教室は支援者からの希望を受けて行われた。

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集団認知行動療法について講義を行う精神保健福祉士の波名城さん=市役所平良庁舎

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