記事一覧

福祉理美容師の島尻麻衣子さん

 






2015/05/28 09時03分配信 - 健康・暮らし -

 福祉理美容師として活躍する島尻麻衣子さん (ゆとりすと代表)。 現在、 市内で有資格者は3人いるが実質的に活動しているのは島尻さん1人だという。 北海道出身の島尻さんがこの資格を取得しようと思ったのは夫・英明さんが 「介護施設で利用者さんたちのカットができないだろうか」 と尋ねたことがきっかけ。
続き
 美容師免許を持っていれば施設に訪問してカットなどはできるが島尻さんは以前から介護にも興味があり 「どうせやるなら専門的な知識を習得し理美容をしよう」 と同資格を取得した。
 同美容師は高齢者や障害のある人、 寝たきりの状態の人に対して適切な理美容を施すことを目的とした資格で、 安全かつ容易に理美容を行う知識と技能の習得を評価、 認定するもので高齢化が進む中で高齢者の利用者が美容業界でも増加傾向にある。 宮古でも福祉の専門的なスキルを持った福祉理美容師の需要は高まっている。
 個人でも美容室を経営しているが空いた時間にはできるだけ施設や在宅業務に出かけるという島尻さんは 「お年寄りたちとの触れ合いですごく元気をもらうことができる。 精神的にはとても楽。 県外出身ということもあり、 みんなにかわいがってもらえる。 方言などの教え合いなどでコミュニケーションを深めることができる」 とはにかんだ。
 福祉理美容師の仕事については 「寝たきりの人でずっとシャンプーもできないような人の自宅や病室で理美容をするとすごく喜んでくれる。 認知症の方や意思疎通が難しくてもできるだけ本人の希望する髪型にしてあげたい。 女性だけでなく男性もいくつになってもきれいでいたいものだと思うので」 と強調した。
 施設での福祉理美容は1度の訪問で何人もの人たちのカットなどを行う。 体力的に大変と話しながら、 「施設の人や利用者さんからここで髪を切ってもらえるのが嬉しいと感謝され 『ありがとう』 の言葉を貰えるとやっててよかった。 とやりがいを感じる」 と笑顔を見せた。
 現在5つの施設と契約しているほか、 市役所に登録している利用者の自宅でカットやパーマなどを行っている島尻さんだが当初は資格の認知度も低く断られることもあったと話し 「いろいろ活動をしてきたけど中でもケアマネジャーさんたちの会議でプレゼンをさせてもらったのが印象深い。 そこからいろいろな人に 『話を聞きたい』 と言ってもらった」 と振り返り 「これからももっと活動の場を広げていきたい」 と希望を膨らませた。
 市高齢者支援課生活支援係では 「訪問理美容サービス事業」 でおおむね65歳以上の寝たきりや高齢者や重度の身体上の障害で理美容へ出向くことが難しい人を対象に申請を受け付けている。 詳しい問い合わせは同課 (73・1979)。

関連記事

powered by weblio


 

ファイル 12647-1.jpg
福祉理美容師として活躍する島尻さん=市久貝にある 「ゆとりすと」

ソーシャルブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 はてなに追加 del.icio.usに追加 livedoorClipに追加 niftyクリップに追加 Googleに追加 Technoratiに追加 Buzzurlに追加